ジルコニウムの性質
原子番号 | 40 |
CAS番号 | 7440-67-7 |
原子量 | 91.224 |
融点 | 1852℃ |
沸点 | 4377℃ |
原子体積 | 14.1g/cm3 |
密度 | 6.49g/cm3 |
結晶構造 | 緻密な六角形の単位格子 |
地殻中の豊富さ | 1900ppm |
音速 | 6000(m/S) |
熱膨張 | 4.5×10^-6K^-1 |
熱伝導率 | 22.5w/m・K |
電気抵抗率 | 40mΩ・m |
モース硬度 | 7.5 |
ビッカース硬さ | 1200HV |
ジルコニウムは、記号 Zr、原子番号 40 の化学元素です。その元素形態は高融点金属であり、明るい灰色に見えます。ジルコニウムは表面に酸化皮膜を形成しやすく、鋼鉄のような光沢のある外観を持ちます。耐食性があり、フッ酸、王水に可溶です。高温では、非金属元素や多くの金属元素と反応して固溶体を形成することがあります。
ジルコニウムは水素、窒素、酸素を容易に吸収します。ジルコニウムは酸素との親和力が強く、1000℃で酸素がジルコニウムに溶けると体積が大幅に増加します。ジルコニウムは表面に酸化皮膜を形成しやすく、鋼鉄のような光沢のある外観を持ちます。耐食性がありますが、フッ酸、王水に可溶です。高温では、非金属元素や多くの金属元素と反応して固溶体を形成することがあります。ジルコニウムは可塑性に優れ、板や線などへの加工が容易です。ジルコニウムは加熱すると酸素、水素、窒素などのガスを多量に吸収し、水素貯蔵材料として利用できます。ジルコニウムはチタンよりも優れた耐食性を持ち、ニオブやタンタルに近づきます。ジルコニウムとハフニウムは、同様の化学的特性を持つ 2 つの金属であり、共存し、放射性物質を含んでいます。
ジルコニウムは、驚異的な耐食性、極めて高い融点、超高硬度と強度を備えたレアメタルで、航空宇宙、軍事、核反応、原子力分野で広く使用されています。神舟VIで使用されている耐食性と耐久性の高いチタン製品は、融点が約1600度でジルコニウムより耐食性がはるかに低くなります。ジルコニウムの融点は1800度以上、ジルコニアの融点は2700度以上です。したがって、航空宇宙材料としてのジルコニウムは、チタンに比べてあらゆる面で非常に優れた性能を持っています。